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会長あいさつ

 江戸川台東自治会が設立されたのは今から65年前、1959年(昭和34年)のことです。今では想像できませんが、当時はまだ道路も舗装されていないところが多く、小石が混じる土埃の舞う道路に苦労しながら、自治会は「道路舗装推進委員会」や「街灯増設委員会」をつくり市と交渉したと伝えられています。また、自治会役員の年齢層も若く、多くの会議は役員の勤務が終わった夜に行われ、喧々諤々の議論を行っていたそうです。

 それから半世紀以上が経った今日、江戸川台は人口5千5百人が住む緑豊かな街へと成長してきましたが、一方で、住民の高齢化が進み、全人口の38%を65歳以上が占めるまでになっています。また、自治会役員のなり手不足に悩まされているのが現状です。

 自治会のありようはその地域のありようを映す鏡のようなものです。お年寄りから子供まで、元気な笑顔や笑い声が聞こえるような街、そして、若い世代の人たちから「江戸川台に住んでみたいね」と言われるような街をつくっていくためにも、私達は今何をしなければならないかを一緒に考えていきましょう。


                                                                                               江戸川台東自治会会長 三好 和彦 


街の紹介

 私たちの街、江戸川台東は、千葉県北西部、流山市の北部に位置して、昭和30年代に千葉県住宅供給公社によって、豊かな緑が広がる江戸川沿いの下総台地に造成されました。街は真ん中を南北に横断する東武野田線(東武アーバンパークライン)によって江戸川台東と江戸川台西に分かれております。近くを流れる運河の土手は素晴らしい散歩コースであり、その先には東京理科大野田校舎が見られる。西の江戸川沿いには日本一といわれる流通センターが出来て現在発展途上にあります。2005年にTX(つくばエクスプレス)線の開通で、人口急増し子育てに適した街といわれている「おおたかの森」は、隣の初石駅の次であり、秋葉原駅まで30分となっています。

 江戸川台東に住む私たちがこの地を住みやすい環境をつくるために65年前に結成した自治組織が「江戸川台東自治会」です。令和3年3月の会員世帯数は、1,652世帯で流山市でも最大の自治会の一つです。

江戸川台が出来るまで(江戸川台の歴史)

 私たちの街である江戸川台の地域は、江戸時代に「小金牧」という徳川幕府直轄の広大な野生馬の放養地だったといわれています(現在も牧施設の野馬除土手の一部が江戸川台福祉会館の裏に残っています)。近郷では、慶長末から元和にかけて江戸川辺緑低湿地が第1期水田開発として水田化され流山村が出来、第2期は村人口増と増産方針で小金牧周辺部が開発され、上新宿新田、平方原新田、第3期は享保期(1730年頃)東深井村、中野久木、初石新田ができました。明治2年に小金原は廃止され、豊四季、十余二が開墾地として会村されましたが、現在江戸川台と呼ばれる地域は未開発のままでした。

 これらの土地は明治22年4月に公布された市制および町村制の際に新川村の大字となり、明治26~27年江戸川町に、昭和26年「市町村合併促進法」交付に際して流山町、新川村、八木村の1町2村が合併し、27年1月1日に「流山町」に改めました。その後、江戸川台団地の発展もあって昭和42年1月1日に「流山市」になりました。

 江戸川台団地は、全国で初めての「都市計画法」にのっとった緑と太陽に恵まれた「一戸建て」住宅団地として、昭和30年代に千葉県住宅協会(住宅供給公社に変更)によって8年の歳月をかけて開発されました。街は南北に横断する東武野田線によって江戸川台東と江戸川台西に分かれ、江戸川台駅を中心に放射線状に道路を走らせた住宅のつくりは、田園調布をモデルにしたといわれています。生活に必要なガス集中方式、給水施設、公園緑地が適切に配置された総面積25万4000坪、1800戸の当時としては一戸建て団地としては日本一の団地の誕生と言われていました。

 この地域が団地として選ばれたのは、都心から30キロの通勤圏内にあるにもかかわらず、原始林のまま部落や人家も無く農地や住む人もほとんど居なかったので造成に支障がなく、地価も安価で開発に適していたためでした。

 32年(1957年)12月には、名前を募集して「江戸川台」に決定しました。33年には東武野田線初石駅と運河の間に江戸川台駅が出来、江戸川台駅前商店会も創立されました。34年には江戸川台自治会が発足し、江戸川台小学校が開校しました。しかし、当初は保育園、幼稚園、郵便局など生活に必要な施設などもほとんどなく、道路は無舗装で街灯もなく、自治会の活動として町、協会、東武鉄道などと交渉し、住民の負担などもあって江戸川台の環境整備が進み、少しずつ住みやすい街につくり上げられてきました。

江戸川台へのアクセス

<電車>
・常磐線快速または千代田線で「柏」駅乗換え、東武野田線(愛称:東武アーバンパークライン)で「江戸川台」駅下車
・つくばエクスプレス線で「流山おおたかの森」駅乗換え、東武野田線で「江戸川台」駅下車

<車>

・常磐道流山インター又は柏インターより約10分